
私の両親が暮らす家では
子供が独立した後の子供部屋の扱い方机やベッドの上に段ボールやら、いらなくなった衣類が山のように置かれていて、最初の帰省の時はそれを目にして、何とも悲しい気分になったことを思い出しました。
私はもうこの家で必要とされていないような気持ちになったのです。
さすがに何日間か泊まるような帰省の時は、とりあえず眠れるようにしておいてくれました。
結婚して久しぶりに帰省してみると、私の部屋はタイムカプセルのように感じたこともありました。
ちょうど学校に入学したときのまま、荷物も少なくして持っていったので、当時の洋服などもタンスにあって、こんなの着ていたんだ、と思い出にふけりました。
中学生の時に貼ったポスターもそのまま、時間が止まっている感じでした。
タイムカプセルに浸りたいのも良いのですが、区切りをつけて私から両親に提案しました。
必要なもの以外は処分して、ゲストルームにすることです。
一部屋だけでも片付けるのは大変でしたが、私の家族総出で頑張りました。
初めてのゲストルームに宿泊したのは私たち家族でした。
畳も両親が張り替えてくれていて、とても安らかな気持ちで眠りにつきました。
今では両親はお客さんを招くのが楽しみになっているようで、良かったです。